こんにちは。サービスの林・鈑金の後藤です。
9月に入ったというのに暑くて体調も悪くなりますね。
人もですが、車の調子も悪くなりやすいです。
夏と言えば、トラブルになるのがオーバーヒートです。
オーバーヒートとは?
エンジン本体が熱くなりすぎた状態のことです。車のエンジンは、内部で空気とガソリンの混合気を爆発・燃焼させて動力を作り出しています。そのため非常に高温となるのですが、内部機器を保護するための冷却作業も同時に行われています。エンジンの温度が上がりすぎると、異常を来すのが冷却水です。冷却水が熱くなってしまい、冷却作用が上手く行われません。エンジンの熱量が冷却性能を超えてしまったときに起きるエンジンのトラブルをオーバーヒートといいます。
オーバーヒートとは、エンジンの発生熱量が、冷却性能を上回ってしまった場合に起きるエンジントラブルです。原因となるのは、冷却系やオイル類などの不具合です。また、長い坂道での低いギア走行や、渋滞時のノロノロ運転が長時間続くと、オーバーヒートが起きやすい状況になります。
オーバーヒートしたら?
オーバーヒートが起きた場合には、周囲の安全を確認したうえで、ほかのクルマの走行に邪魔にならない場所に停止させます。そして、ボンネットを開け、エンジンルームの風通しをよくします。すぐにエンジンを切ってしまうと、冷却水が循環せずに、一気に温度が上昇したり、エンジンオイルの循環が停止し、油膜切れを起こしてエンジンが焼き付く可能性がありますので、エンジンを停止せずに、そのままかけておく必要があります。
※ただし、冷却ファンが回っていないときや、冷却水等が漏れているときは、ただちにエンジンを止めて自然冷却してください。
また、エンジンルームが高温になっているため、ボンネットを開けるときは十分に注意してください。
オーバーヒートを起こした原因によっては、再度エンジンを始動することもできますが、可能であれば、そのまま速やかに救援を呼び、整備工場でオーバーヒートの原因を調べたほうがいいでしょう。
オーバーヒートの原因としては、冷却水不足・漏れや、エンジンオイル不足・漏れなどが考えられます。ほかにも、ウォーターポンプを回すベルトの緩み、ウォーターポンプや冷却用ファンモーター、サーモスタットなどの作動不良をはじめ、ラジエータ内部の冷却液の循環不良などが考えられます。
なお、オーバーヒートしたことに気付かず、そのまま走り続けた場合、走行中にエンストを起こし、大変危険なうえ、その後、最悪の場合エンジン交換ということにもなりかねません。
横山モータースでは簡易点検はもちろん、エアコン、バッテリー点検もさせていただきます。
お気軽にお問い合わせください。