こんにちは、横山モータースです!いつもご覧いただきありがとうございます。
今回は、当社で実施させていただいたトヨタ プリウス(平成26年9月登録)の車検をご紹介します。
ハイブリッド車ならではの診断ポイントや整備内容について、技術的な視点から詳しく解説します。

◾️ 基本車両情報
車種:トヨタ・プリウス
年式:平成26年9月
走行距離:129,741km
担当整備士:永田 芳昌
車検費用の内訳
検査費用(合計:19,800円)
法定費用(合計:34,250円)
ライトコース(合計:18,280円)
追加整備:(合計:45,100円(税込))
・ハイブリッド用バッテリーS46B24R:45,100円
•産業廃棄物処理料:220円
・アプリ予約優待:▲1,100円
⸻
車検総額:116,409円(税込)
⸻
■ 技術的な点検・整備のポイント
① 補機バッテリー(S46B24R)の交換プリウスには以下の二種類のバッテリーが搭載されています。
1.駆動用バッテリー(高電圧バッテリー) … モーター走行を担うメイン電源
2.補機バッテリー(12Vバッテリー) … ECU・照明・センサー・通信機器などの低電圧系統を担当
今回の整備対象は②の補機バッテリーです。診断機によるチェックでは、
•無負荷電圧:11.8V前後(基準12.6V以上)
•内部抵抗値:上昇傾向(セル劣化を示唆)
•ロードテストでの電圧降下:規定値超過
といった結果が得られ、始動信号や各制御ユニットの安定動作に支障が出る可能性が高いと判断しました。
補機バッテリーはハイブリッド車において特に重要で、劣化すると:
•「READY」表示が出ず走行不能になる
•ハイブリッドシステム起動時に不具合が出る
•各センサーの電圧低下による誤作動リスクが発生します。
そのため、今回 S46B24R 新品バッテリーに交換 を実施。電圧・内部抵抗値ともに基準値内へ改善しました。
② 走行距離と消耗部品の関連性
走行距離12万kmを超えると、プリウスの補機バッテリーは多くの場合寿命を迎えます。
補機バッテリーは充電制御を受けながら使用されるため、使用環境(短距離走行・アイドリング時間など)により寿命に差が出やすい部品です。
当社ではテスター診断に加え、使用年数(4~5年経過)、電圧値、内部抵抗を総合的に評価し、交換の必要性を判断しています。
③ 廃棄物処理と整備のトレーサビリティ
交換した鉛バッテリーは産業廃棄物として回収し、220円の処理料をいただいております。
当社では回収後、法令に基づいて再資源化業者へ引き渡しを行い、整備内容とともに記録を保管。
車検整備の透明性と環境負荷低減の両立を徹底しています。
⸻
まとめ
今回のプリウスは、補機バッテリーの劣化が顕著に見られたため交換を実施しました。
ハイブリッド車ではエンジンよりも「電気系統の健全性」が車検整備における大きな判断ポイントとなります。
横山モータースでは、
•テスター診断による数値管理
•部品寿命の予測と事前交換
•廃棄物処理を含めた整備記録の管理
を行い、お客様に安心してハイブリッドカーをお乗りいただけるよう整備を進めています。


